話題のお洒落作業服ブランドCRIFF Workwear

話題のお洒落作業服ブランドCRIFF Workwear

ワークウェアブランドCRIFF WorkwearとGONZ JACKET WEP

作業服ブランドとして展開しているCRIFFが2017年秋に新作ゴンズジャケットをリリース。
このジャケットは構想数年の時を経て、満を持してリリースされたアイテムということで、ブランドの並々ならぬ気合が感じられるジャケットです。
形はミリタリージャケットの中でもタマ数が少なくファンが多いと言われる“G8 WEP”をベースとし、クールな仕上がりになっています。

作業着系ワークショップでは、機能性に優れたアイテムの取扱が多く、アウトドアフリークの中では隠れた宝庫として注目されています。
そこで“CRIFF:GONZ JACKET WEP”の実力をブランド開発者へのインタビューを通して徹底解剖していきたいと思います。

インタビュー

【以下[m]misha/[c]CRIFF】

CRIFFのルーツ

[m]“CRIFF:GONZ JACKET WEP”は数年に渡り構想された末に完成したジャケットとという事で、私の受けた第一印象は「カッコイイ!作業服にはもったいない(笑)」でした。
作業服ブランドとして意匠性にこだわり追求するCRIFFのルーツはどのようなことですか?

[c]ありがとうございます。このアイテムに関してはリリースできるタイミングも重要と思っていましてブランド立ち上げたばかりではなく、少しずつ広がりを見せてきた今のタイミングで出せたことに嬉しく思います。
「かっこいい」と言われるのは嬉しいですね。同時に「作業服にもったいない」と思われることについて、それを褒め言葉と捉える一方、もったいないと思われ続けている作業服に対してですが、ほとんどの人が作業服に対して「どうせ汚れるから。安ければいい」という判断基準で選んでいる人が多いと思います。つまり作業服に大した期待や思い入れもない。同時に作業服の安すぎる値段についても価値を下げている要因と言えると思ってます。
品質や機能面でも他のアパレルと比べて遜色ないのに、安すぎるんですよ。同業としてはもうイヤになるくらいに笑
その 【どうせ作業服(ユーザー) × 安さ追求(提供側)】がずっと続き、それがずっと変わらない今日の職人を量産しているのです。
“作業服自体の価値を上げていきたい、そうでないとそれを着る職人の価値も上がらない”という気持ちでやっています。

[m]ワークウェアとミリタリーデザインの関係性とCRIFFが提案するワーク/ミリタリー/ストリート/スケートについてお話をされていましたが、それらのCRIFFマインドを形成するなかで、影響を受けた人物やブランドがありましたら教えてください。

[c]僕はサーフィンやスケートなどのストリートのカルチャーが好きでその中で育った背景もあるので、アイテムにその要素取り入れたものが多いかもしれません。それが他と違うブランドの個性でもあるし自分のどうしても出てきてしまう色でもあります。現場で知り合った職人さんの中でも同じくストリートが好きな人って結構いるのでその人の好きだったことやルーツなどを聞いていくと面白いですね。自分がかっこいいと思う職人さん達には影響を受けますしブランド形成の一部分を担っていると思います。

CRIFFのこだわり

[m]このアイテムのこだわりポイントありますか。

[c]この「GONZ JACKET WEP」はミリタリージャケットのG8 WEPをベースにしています。作業着ジャケットとしてフライトジャケットがベースのB-15,MA-1は定番ですが、もっとマニアックで、けれどもそれ故にファンも多いG8、まさにオルタナティブな感じがクリフぽいと感じています。CRIFFの解釈でかっこいいドカジャンを作りたい、これが出発点ですね。
生地についてはまず第一に防水性。この手の作業着・防寒ジャケットや元々のミリタリージャケットには防水がプラスされていないものが多いので。またオリジナルからより現代的にアップデートするためにシルエットはもちろん中綿の量や細かなディテールも着やすくなるよう改良しています。

CRIFFの機能性

[m]作業服というと意匠性だけでなく“丈夫さ”“機能性”が大きく求められると思いますが、その点についての考え方、また工夫があったら教えてもらえますか。

[c]もちろん丈夫さや機能性は最低限のスペックだと思っています。その機能性についても今ある作業服全般については考えられすぎなくらい考えられていると感心するほどです。カタログやWEB商品ページを見ても「それあたりまえじゃん」みたいなわざわざ機能と謳うほどのことでもないことまで“機能”アピールしてるのもありますが笑。中には生地/素材に今までにないようなテクノロジーを搭載していて正直すごいと思うのもあります。でも結局ユーザーが感じる機能や求められているものは至ってシンプルで、暖かい/涼しい、堅牢性、運動性(ストレッチ性)、高視認性、防水性、吸湿速乾性くらいのもの。これらは全て素材面(material)での機能性、あとは「この位置にコレが収納しやすいポケットがありますよ」みたいな構造上の機能性、これを全て実現できる商品はないので適性な職種によって適性な機能を最低限備えていればという考えとデザインとを高次元で融合させること。あとはさらに職種によって必要な機能は制電、難燃、防臭加工…キリがないのでやめますが機能性、品質、価格全てにおいて高い水準なのに“かっこいい”と思われないのにはそれらと意匠性とおっしゃる部分、これをデザイン性と取るならそれのバランスなのだと思います。

CRIFFのメッセージ

[m]“CRIFF:GONZ JACKET WEP”をどんなシーンで、どんな人に使ってもらいたいですか?またどのような可能性がありますか。

[c]先ずはいちワークウェアとして気に入って頂けた職人の方に防寒アウターとして仕事に毎朝羽織って頂きたい。あとはその人のライフスタイルに合った着こなしで街でも着てもらいたいですね。あとこれは作り手の勝手な自己満ですがこの商品にある背景を知ってる人、ミリタリー好きな人や、ゴンズ(Mark gonzales)を知っていてなおかつ職人だったりしたらもう最高ですね。

この度は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
“作業服自体の価値を上げていきたい、そうでないとそれを着る職人の価値も上がらない”CRIFF workwearの並々ならぬ熱い思いを感じるインタビューになりました。

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